2006年03月05日

魔法について

 RPGにおいて、ほぼ日常的に使われている特殊能力「魔法」。攻撃や回復など様々な種類があり、ゲームにおいてはほぼ欠かせないものとなっています。
 しかし魔法を、単純に「便利な能力」とだけ考えられる、というわけでもないのではないでしょうか。魔法とは時に、普段は隠れた凶暴な一面を垣間見せることもあるのです。

 魔法という言葉を辞書で調べてみると「人間の力ではなしえない不思議なことを行う術」という感じの意味が出てくると思います。しかし、この「魔法」という漢字をそれぞれ別々に調べてみますと、まず「魔」とは即ち「魔王・悪霊・悪魔」という意味があります。そして「法」とは「仕方・方法」。つまり魔法とは「悪魔の力を操る方法」という解釈もできるのではないでしょうか。

 そこまで大袈裟に考える必要もないかもしれませんが、前述の「魔法」という単語の本来の意味の中に「人間の力ではなしえない」という言葉があります。ここに注目してみると、これまた面白い考察ができます。元々人間には成し得ない力、それは即ち、人の手には余る力、と考えることはできないでしょうか。
 実際、ゲームにおいてもシナリオによっては「強力な魔力を持ってるために迫害を受けている(きた)」「かつて栄えた古代王国が魔法の暴走によって滅びた」という設定があることも多いです。これらは魔法が秘めている、明確な意味での「魔」という側面を表していると言えるでしょう。

 このような傾向は、ゲームに限らず現実においても存在します。歴史上でも「魔女狩り」という出来事があったのは事実ですし、童話の「ヘンゼルとグレーテル」でも、お菓子の家に住んでいたのは魔女でしたし。もちろん中には「シンデレラ」に登場するカボチャの馬車で有名な魔女みたいに例外もありますけどね。これにしても元となるオリジナルシナリオでは魔女など登場してなかったらしいですが。

 ここまで紹介してきたのはほんの一例ですし、結局のところ人それぞれの解釈次第とも言えるのですが、魔法というものが決して、ただ便利で神秘的な力というだけではない、というのもまた事実でしょう。
 人間にとって憧れであると同時に畏怖の象徴とも言うべき魔法。あなたはどんな考えをお持ちですか?
(などと偉そうにまとめてみる)(ぉぃ)
posted by 56モンスターズ at 23:21| Comment(0) | TrackBack(1) | RPGコラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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